この度、小4兄と小2妹がダブルでインフルエンザA型に感染しました。
私は猛省しています……インフルエンザに関する知識がなさすぎました。実は私、インフルエンザにかかったことがないのです。
私の中では「インフルエンザは高熱が出て寝込むけれど、2〜3日すれば熱は下がる病気」という認識でしかありませんでした。
昔友人がインフルエンザにかかった時も、4年前に主人がかかった時もそうだったからです。
今回は「もしかしたらそんな人は他にもいるかも。」「特に子どもがインフルエンザにまだかかったことがないパパママもいるよね?」
ということで、私の間違いだらけの考え方を反面教師としてお聞きいただければと思います。
- 悪魔の誘惑 人んちの話
- なんだかんだで予防接種をしなかった2年前
- 昨年大丈夫だったから今年もまぁいいか……1年前
- タミフルですぐ元気になるから大丈夫!(←間違った考え)の今年
- ようやく回復の兆し
- 正しい知識を得ましょう!(←お前が言うな)
悪魔の誘惑 人んちの話
子どもが生まれ、幼稚園あたりからインフルエンザの予防接種をするようになりました。小さいころはたくさん予防接種があって、予防接種慣れしていたからだと思います。
幼稚園ではインフルエンザが流行ることもありました。
インフルエンザにかかったお子さんのママに聞くと、
「予防接種受けてない。だって受けてもかかるもん。」
「うちなんか子ども4人だからいくらかかると思ってんの?無理無理!」
といった様子。
ちょっとしたカルチャーショックとともに、私の頭の中では
- 受けてもかかるって聞いたことはあるけれど、うちはかかっていないし、効果あると思うんだけど……
- でももし受けなかったら、
子どもの予防接種代13,000円(6,500円×2人)
大人2人の6,200円(3,100円×2人)
1年で19,200円(我が家のかかりつけの場合) 浮くのか〜 - 予防接種受けて感染したら、たまったもんじゃないね
- てかみんな受けてないんだ??
はい、これが間違いのもと。
予防接種を受けても効果がないのだから、受けても仕方ないと思っている
「ワクチンを打ったのにインフルエンザにかかった」という話を聞くと、ワクチン接種の効果に疑問をもつ人がいます。そこで覚えておいてほしいのが、インフルエンザワクチンは感染を防ぐものではなく、「抗体による免疫のはたらきで、症状の発症を防ぐ、あるいは軽くする」ために接種するのだということです。
またインフルエンザは発症後、その多くは1週間ほどで症状は回復しますが、場合によっては肺炎や脳症といった重い合併症を引き起こすことがあります。そうなると入院が必要になったり、最悪の場合死亡したりするケースもあります。ワクチン接種により、こうした重症化を予防することもできるのです。
(Allabout 清益 功浩医師の記事より引用)
そもそも予防接種をうけてインフルエンザにかかったお子さんは 、効果が出る前に感染した可能性あり
インフルエンザワクチンは、すぐに効果が発揮されるわけではありません。インフルエンザワクチンを接種することで、身体の免疫が敵のことを覚える必要があります。
免疫体制がととのうまでに、2~3週間ほどかかります。その効果も、ずっと持続するわけではありません。3~5カ月ほどで効果が薄れてしまいます。ですから流行の時期を見極めて、インフルエンザの予防接種を受ける必要があります。
(元住吉こころみクリニックHPより引用)
なんだかんだで予防接種をしなかった2年前
普段健康で、あまり病院に行く機会のない我が家。
インフルエンザがはやり始めて「予防接種!」と気づくも、気づいた頃にはワクチン不足だったり、病院が予防接種の受付を終了していたり。
流行りだしたころには、すでに病院は風邪やインフルエンザ患者でごった返し、行けば逆にに何かの病気をもらいそうな雰囲気……
結局予防接種を受けずじまいでしたが、この年は感染せず。めでたしめでたし。
しかし、これが妙に自信をつけることとなり……
昨年大丈夫だったから今年もまぁいいか……1年前
はい、見事にかかりました、2人ともインフルエンザB型。
妹が先行。入れ替わりで兄へ。
また私の間違い知識がさく裂。
タミフルはこわい(←まちがい)
聞いたことありますよね、異常行動。
今ではインフルエンザの場合には薬の有無に関わらず異常行動が報告され、タミフルのせいではないと明らかにされていますが、当時はまだこのうわさが根強かったのです。
先に感染した妹にタミフルを飲ませずにいたら、急に泣き出して何かを怖がったり、熱に浮かされることもあり。
主人に「タミフルをのませなくてもこうなのだから、医師の言うとおりに飲ませるべきだ。」と言われそうすることに。
次に感染した兄にはしっかりと最初からタミフル飲ませました。
そしたら1日で元気になりました!
しかしこの経験がまた勘違いを引き起こすのです……
タミフルですぐ元気になるから大丈夫!(←間違った考え)の今年
去年兄があっさりと熱を下げたことにより、「タミフルを飲めばすぐに治る」という大勘違いのもと、迷わず予防接種を受けなかった昨年末。
私はと言うと、別件で病院に行ったついでに予防接種をしていました。
万が一家族が感染したとしても、母親が倒れてはヤバいと思ったのです。
……自分だけという発想がいいのか悪いのか……いや、悪いか。
先に熱が出たのは小2妹。夜中に発熱し、インフルエンザだと思ったので翌日病院へ。
予想通りインフルエンザ A の判定。
その日の夕方、小4兄発熱。翌日の診察でインフルエンザ A 判定。
「なぜすぐに受診しないの?」
病院では、インフルエンザの判定をするのに検査キットを使います。
今は発熱後3時間以内でも結果が出るキットもあるようですが、病院によっては発熱後12時間以上たたないと結果が出ないタイプ。
今回の病院では、スタンダード(?)な、長〜い綿棒を鼻の穴からグサッと刺すタイプでした。
小4兄は昨年、あまりの痛さに「鼻の中に注射を打たれたかと思った。」と言います。
こんなに医学は進歩していても、そこは劇的に変わらないのかい?と、ちょっと驚きます。
今年のインフルエンザは、2人ともゲー吐きまくり!インフルエンザって熱だけじゃなかったの!?40代のおばさんが知らないなんて……怖いですね。
そして恐れていたことが起こります。
小4兄の異常行動です。
- 急に起き上がってウロウロ歩き出す
- 泣きわめきながら走り回る
- 2階まで階段ダッシュ
- 布団の上で泣きわめきながらゲーをする
冒頭の画像のタミフルは、小2妹に処方されたものです。
「子供がインフルエンザにかかったら、少なくとも2日間は子供が1人ならないようにする」と書いてある理由がよくわかりました。
「子どものそばにいること」と言った方が正しいかもしれません。
昨年インフルエンザにかかった時は、隔離したほうがいいとか、ゆっくり寝かせた方がいいとか自分なりに考えて2階の寝室で寝かせていましたが、それは危険だったと今さら思います。
実際に痛ましい事故も起きています。決して他人事ではなく、
- 鍵を閉める
- 1人で寝かせない
- なるべく1階で寝かせる
- マンションなどの場合は飛び降りの危険性のない部屋で寝かせる
ようやく回復の兆し
今日になってよっやく2人とも元気に。テレビを見てケラケラ笑っている声を聞いて、「小4兄の笑い声を2日ぶりに聞けた!」と、うれしくてうれしくて!!!
「学校へはいつから?」
解熱後もインフルエンザウイルスは体内に存在している可能性があるため、学校保健安全法では出席停止期間を定めています。
正しい知識を得ましょう!(←お前が言うな)
ようやくインフルエンザに対してまともな判断ができるようになりました。
調べるとたくさんのサイトがヒットしますが……ここは、病院の先生や製薬メーカーの最新のサイトを参考にするに限るかな、と思います。
苦しそうな子どもを見ていて、本当にこたえました。子どもたちも懲りたみたいで、手洗いうがいをしっかりすると肝に銘じたようです。
まだB型に感染する可能性もありますからね!
私のインフルエンザに関する間違いだらけの考え方が、誰かの反面教師としてお役に立てれば幸いです。